相談事項 その1

本当に「相続」のこと、考えなくていいのかな?


回答: しっかり考えるべきです。


相続税を実際に納める方は5%くらいといわれています。

けれども、都心や住宅地に実家があって、今は子供が自立して、他に居を構えて生活を営んでいる場合や、子供が兄弟がいない一人っ子などの場合は、要注意です。


「換金できない」

実家が、都心や住宅環境の良い場所にあるような場合、その価値が高く評価される可能性が高く、相続後も実家に、どなたかが住む必要があると、換金して相続人の間で配分するという方法を取ることが難しくなり、相続人間の争いの種になってしまいます。


「相続は連続する」

相続は通常、親から子供へ財産が引き継がれていくものです。両親のどちらかが亡くなられ、相続税の課税対象となる財産を大きく減額することができる配偶者控除を使えたとしても、最終的には子供が全てを相続するときがやってきます。その際に相続する人間が少なければ少ないほど、税制で認められている基礎控除額が少なくなります。

当初、相続税など払うことはないと計算されても、結局、子供が全てを相続する段階では、多額の相続税を払うことになった。

そういうケースは十分にありますから、注意しなければなりません。


「シュミレーションの必要性」

遺された家族が、争いを起こしたり、途方に暮れたり、悲しみに沈んでしまうのは、誰だって本意ではないはずです。

出来るだけ多くの資産を子供に残したいと、お考えならば、生前に検討すべきことがたくさんあります。
相談相手を見つけることや、相続のシュミレーションを行ってみることが、その一つです。

安心できるような環境を、早速整えましょう。


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